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ビジョン: 世界へ渡り、世界と渡り合える子どもたちを育てる — “自考流” の学びで未来を切り拓く

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1. プロジェクト概要

SEKAI NI WATARUプロジェクトは、サッカー日本代表キャプテン・遠藤航選手が発起人となり設立された一般社団法人 SEKAI NI WATARUが運営する、才能と情熱を持つ子どもたちへ 「約1年間の育成 + お子様一人ひとりの才能や目標に合わせた最低数週間の最適な海外留学」 を提供する奨学金プログラムです。

本プロジェクトは、主に被災地域や過疎地域、経済的に困難な状況にあるご家庭のお子様たちに世界へ挑戦する機会を提供することを目的としていますが、そうした状況にないお子様でも、本プログラムの趣旨に深く賛同し、特筆すべき才能や強い情熱をお持ちであれば、積極的に応募を歓迎します。

単に留学機会を提供するだけでなく、次世代を担う子どもたち(7~12歳)とその保護者の方々へ向けた包括的な育成プログラムを提供します。子どもたちは約1年間のコーチングを経て、それぞれの「最適解」となる海外へ最低数週間、単身で留学します。選考で選ばれたお子様と保護者の方の費用負担は原則ありません。

1.1 ミッション(“自考流”)

本プロジェクトは、遠藤航選手が最も大切にしている「自分で考えて最適解を見つける力」、すなわち“自考流”の精神を育むことを核としています。

1.2 育成フレーム:7 Domains

子どもたちには、スポーツの技術だけでなく、以下の7つの領域(7 Domains)における体系的な学びと多様な経験を通じて、自ら考え抜き、自身の可能性を最大限に引き出すための「最適解」を見つけ出す力を育みます。

各領域ではそれぞれの分野でトップレベルの知見を持つ専門家や、遠藤航選手自身、そして彼が信頼を寄せる専門家たちからの指導・メンタリング機会を提供することを検討しています。

領域 テーマ(コンセプト) 主な学びと視点(ねらい・活動例)
言語 グローバル・コミュニケーション 多言語能力の基礎を養い、豊かな表現力を磨きます。早期から複数の言語や文化に触れることで、日本国内に留まらないグローバルな視点と多様な選択肢を持つことを目指します。他言語を通じてより多くの知識や価値観を獲得し、コミュニケーションの幅を広げます。(例:遠藤航選手やトップアスリートの言語習得を支援する専門家による指導、異文化理解ワークショップ等)
身体 フィジカル・リテラシーと最適化 スポーツを通じた健康な身体づくりはもとより、自身の身体の特性や声に深く耳を傾け、コンディショニング、トレーニング、栄養、休養、ケア(例:遠藤航選手を支えるトレーナーや整体専門家による指導、マウスピース等の適切な用具選択の知識)に至るまで、自分にとっての「最適解」を見つけ出し、実践する力を養います。
探究 「好き」の発見と価値創造 子ども自身の内発的な「好き」や「やってみたい」という情熱を起点に、興味関心を深掘りする探究活動を全面的にサポートします。様々な分野の第一線で活躍する人々との対話や、多様なフィールドでの体験(例:普段取り組んでいる専門分野以外のスポーツや芸術、科学技術への挑戦)を通して視野を広げ、自らの価値観を形成し、将来の可能性を広げます。
メンタル・タフネスと自己理解 チャレンジ精神、困難を乗り越える力、プレッシャー下でも平常心を保つ力など、メンタル面の強化を目指します。自己分析や内省を通じて、自分自身の感情や思考のパターンを深く理解し、レジリエンス(精神的な回復力)とポジティブな自己認識を育みます。(例:専門家によるメンタルトレーニング、リフレクションの習慣化等)
家族 共成長とサポートシップ 子どもの成長における家族の関わりとサポートの重要性を深く理解し、親子が共に学び、成長できる関係性を築くことを支援します。保護者自身も新たな視点や知識を得ることで、子どもの挑戦をより効果的に、そして温かく支えるための環境づくりを目指します。(例:遠藤航選手の保護者や、各界で活躍するアスリート等を育てた保護者の経験談共有、家族コミュニケーションワークショップ等)
仲間 協働とコミュニティ形成 選考を通じて集う、保護者の理解のもと高い志を持つ、多様な才能やバックグラウンドを持つ仲間たちとの協働を通じて、チームワーク、リーダーシップ、そして効果的なコミュニケーション能力を育みます。互いに刺激しあい、切磋琢磨し、高め合う安全なコミュニティの中で、生涯にわたる友情や信頼関係の礎を築きます。(例:チームビルディング活動、共同プロジェクト等)
社会 エンパシー(共感力)と貢献 国内外の多様な環境で生活する人々の状況や社会課題に触れる体験(例:遠藤航選手の弟である遠藤暁(さとる) 氏のJICAにおける業務経験の共有、被災地での体験談や被災地出身の子どもたちとの交流・発表など)を通じて、多角的な視点と共感力を養います。自身の置かれた環境や日々の生活への感謝の気持ちを育み、将来、地域社会や世界にどのように貢献できるかを主体的に考えるきっかけを提供します。

保護者の皆様には、お子様の目標達成と、そのために必要な環境づくりとの間で最適解を見出すための機会を提供します。

2. 応募対象・条件

2.1 必須条件

  1. 大規模災害からの復興に取り組む地域にお住まいの方